個人向け社債の世界には、少しだけ専門的な用語が登場します。しかし、一つ一つの意味を理解してしまえば、決して難しいものではありません。
ここでは、社債を選ぶ上で必ず出会う、最重要キーワード10個を厳選し、初心者にも分かりやすく解説します。この記事をブックマークしておけば、いつでも用語の意味を確認できます。
1. 額面(がくめん)
- 意味: 社債の「券面」に記載された金額のことで、満期になったときに投資家に戻ってくるお金(元本)のことです。個人向け社債は「100万円」などが一般的です。
2. クーポン
- 意味: 社債の「利息」のことです。発行体の企業が、お金を貸してくれたお礼として投資家に支払います。この利息の割合を示すのが、次の「利率」です。
3. 利率(りりつ)
- 意味: 額面金額に対して、1年間でどれくらいの利息(クーポン)が支払われるかを示す割合です。「年利」とも呼ばれます。投資家にとって最も重要な指標の一つです。
4. 償還(しょうかん)
- 意味: 社債の満期が来て、発行体の企業から投資家に額面金額が返済されることです。「償還日」は、その返済が行われる日のことを指します。
5. 起債(きさい)
- 意味: 企業が、新しく社債を発行してお金を集めることです。「起債日」は社債が正式に発行される日のことで、「発行日」とも呼ばれます。
6. デフォルト(債務不履行)
- 意味: 発行体の企業の経営状況が悪化し、利息や額面金額を、約束通りに支払えなくなってしまうことです。社債投資における最大のリスクです。
7. 格付け(かくづけ)
- 意味: その企業がデフォルトに陥る危険性がどれくらい低いか(=信用力がどれくらい高いか)を、専門の第三者機関が評価し、
AAAやA+といった記号でランク付けしたものです。
8. 劣後債(れつごさい)
- 意味: もし発行体が倒産した場合に、お金が返ってくる優先順位が、普通の社債(普通社債)よりも低く(劣後)設定されている社債のことです。リスクが高い分、利率も高く設定されています。
9. 既発債(きはつさい)
- 意味: すでに発行され、投資家の間で売買(流通)されている中古の社債のことです。これに対して、新しく発行・募集される社債を「新発債(しんぱつさい)」と呼びます。
10. 主幹事証券(しゅかんじしょうけん)
- 意味: 企業が社債を発行する際に、中心的な役割を担う証券会社のことです。主幹事証券は、その社債を最も多く引き受けて販売するため、人気の社債は主幹事証券でないと手に入りにくいことがあります。


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