三菱HCキャピタル 第12回個人向け社債(2024年・利率1.087%)

プロの視点

三菱HCキャピタルが2024年10月に条件を決定した個人向け社債です。年限7年、利率 年1.087%(税引前)、発行額200億円、格付けAA(R&I/JCR)。
三菱HCキャピタルは三菱UFJリースと日立キャピタルの統合(2021年)で生まれた総合リース大手です。リース会社は営業資産(リース債権)を負債で賄うビジネスであり、社債は銀行借入と並ぶ基幹の調達手段です。AA格の信用力で機関投資家生命保険会社・銀行・年金基金など、大量の資金を運用するプロの投資家のことです。債券市場の売買の大部分を占めます。市場の常連ですが、個人向けにもネット証券経由で継続的に枠を出しており、「高格付けR&IやJCRなどの第三者機関が、発行体の「約束どおり支払う力」を記号で評価したものです。AAAが最上位で、個人向け社債はA格前後が中心です。 詳しく見る →を小口で買える」貴重な発行体債券を発行してお金を借りる企業・政府・機関のことです。債券投資は「発行体にお金を貸す」ことにあたります。になっています。
発行された2024年は「金利のある世界」への回帰が進み、個人向け社債市場が発行件数・利率とも拡大していた時期です。条件決定投資家の需要を見ながら、仮条件の範囲内で実際の利率などが確定することです。日(2024/10/18)の7年国債利回りは0.674%(財務省公表)で、本債の上乗せ(対国債スプレッド国債など基準となる金利への「上乗せ幅」のことです。発行体の信用リスクと流動性の対価で、社債の値段の本体といえます。 詳しく見る →)は+0.41ポイントです。高格付けの発行体は上乗せが小さく出るのが通常で、水準の比較は同格・同年限で行うのが基本です。なお同発行体の前回の個人向け債は2023年の第9回(7年・0.743%)でした。同一年限で0.34ポイントの上昇は、発行体の変化というより金利環境の変化を映しています。
主幹事は三菱です。

基本情報

発行体: 三菱HCキャピタル (全発行履歴を見る)

利率(年/税引前): 年1.087%(税引前)

償還期間: 7年

発行額: 200億円

格付け: AA(R&I/JCR)

日程・取扱情報

取扱証券会社: (主幹事)三菱

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