ソフトバンクグループ株式会社第70回無担保社債

プロの視点

発行会社のソフトバンクグループは、国内外の通信・AI・半導体分野に投資する戦略的投資持株会社です。個人向け社債市場では圧倒的な常連発行体債券を発行してお金を借りる企業・政府・機関のことです。債券投資は「発行体にお金を貸す」ことにあたります。であり、発行残高・発行回数ともに国内最大級です。機関投資家生命保険会社・銀行・年金基金など、大量の資金を運用するプロの投資家のことです。債券市場の売買の大部分を占めます。の世界では同社への投資枠(クレジットライン)が既発債で埋まっている投資家が多く、大型調達を機関投資家市場だけで消化するのは容易ではありません。同社が個人向け市場を主要な調達チャネルとして育ててきた背景には、この事情があります。国内格付け(JCR:A)は投資適格圏ですが、海外の格付けR&IやJCRなどの第三者機関が、発行体の「約束どおり支払う力」を記号で評価したものです。AAAが最上位で、個人向け社債はA格前後が中心です。 詳しく見る →会社の評価は国内より数段階厳しく、「高めの利率は相応の信用リスク発行体が利子や元本を約束どおり支払えなくなるリスクです。債券投資の中心的なリスクで、格付けやスプレッドで値付けされます。の対価」という社債の教科書のような銘柄です。一方で、同社は国内の銀行・生保をはじめとする金融機関との取引関係が極めて深く、「仮に本当に危なくなれば日本の金融システム全体の問題になる(Too Big To Fail)。それならもう日本国と一蓮托生で、国債を買うようなものだ」と割り切って考える投資家が一定数いるのも、この銘柄の実態です。この見方に制度的な保証があるわけではないですが、同社債の個人人気を支えてきた論理の一つではあります。今回の第70回債は7年債で、前回の第67回債(2025年12月発行・7年・利率3.98%)と同じ年限です。9月4日の条件決定投資家の需要を見ながら、仮条件の範囲内で実際の利率などが確定することです。で、利率は仮条件利率が正式に決まる前に示される「年◯%〜◯%」という範囲のことです。条件決定日に、この範囲内で実際の利率が確定します。4.30〜4.90%の上限寄りとなる年4.75%に決まりました。同年限の前回債を0.77%上回る水準で、この間の市場金利の上昇と、発行総額1兆円という大型調達を消化するための需要喚起の両方が織り込まれた条件と読めます。愛称は「福岡ソフトバンクホークスボンド」で、購入者全員へのホークスグッズ特典も同社の恒例です。同社債は販売初日に売り切れる証券会社が続出するのが通例で、購入を検討するなら募集初日(9月7日)朝の申込が実質的な条件になります。買付単位は100万円以上・100万円単位と、個人向け社債としては大きめである点にもご注意ください。

基本情報

発行体: ソフトバンクグループ株式会社 (全発行履歴を見る)

愛称: 福岡ソフトバンクホークスボンド

利率(年/税引前): 年4.75%(税引前)/3.785%(税引後)

償還期間: 7年

発行額: 1兆円

格付け: A(JCR)

申込単位: 100万円以上、100万円単位

日程・取扱情報

募集期間: 2026/9/7~2026/9/16

取扱証券会社: 楽天、SBI、野村、大和、日興、三菱UFJMS、みずほ、岡三ほか(取扱は各社告知を確認)

起債日: 2026年9月17日(木)

償還日: 2033年9月16日(金)

利払い日: 毎年3月17日、9月17日(年2回)【初回利払日:2027年3月17日】 最終利金額は、ショート・ラスト・クーポンで計算

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