基本情報
発行体: みずほフィナンシャルグループ (全発行履歴を見る)
利率(年/税引前): 年0.875%(税引前)
償還期間: 10年
発行額: 630億円
格付け: A+(R&I)/A+(JCR)
日程・取扱情報
取扱証券会社: (主幹事)みずほ
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プロの視点
みずほフィナンシャルグループが2020年10月に条件を決定した個人向け社債です。年限10年、利率 年0.875%(税引前)、発行額630億円、格付けA+(R&I)/A+(JCR)。
みずほFGの個人向け債はバーゼルIII対応のTier2劣後債(B3T2銀行の自己資本規制で「補完的資本」に算入できる劣後債です。10年満期・5年後コール(10NC5)が典型で、実質破綻時には元本が毀損する条項が付いています。 詳しく見る →)であり、起債発行体が債券を発行して資金を調達することです。の目的は事業資金ではなく自己資本規制への対応(規制資本の調達・借換)です。メガバンクは既発劣後債発行体が破綻したとき、弁済の順位が普通の債券より後回しになる債券です。その分だけ利回りが高く設定されます。 詳しく見る →の資本算入が逓減し始めるタイミングに合わせて新発を出すため、起債は資本管理カレンダーに沿って規則的に行われます。個人向け劣後債を「サクラ債」の愛称でシリーズ化した、リテール劣後市場の開拓者的存在でもあります。
発行された2020年当時はマイナス金利政策の末期で、個人向け社債市場自体が年20件前後と小さく、0%台の利率が珍しくない時代でした。条件決定投資家の需要を見ながら、仮条件の範囲内で実際の利率などが確定することです。日(2020/10/14)の10年国債利回りは0.030%(財務省公表)で、本債の上乗せ(対国債スプレッド国債など基準となる金利への「上乗せ幅」のことです。発行体の信用リスクと流動性の対価で、社債の値段の本体といえます。 詳しく見る →)は+0.84ポイントです。劣後性のある商品は、同じ発行体債券を発行してお金を借りる企業・政府・機関のことです。債券投資は「発行体にお金を貸す」ことにあたります。の普通社債より上乗せが大きくなるのが通常です。
本債は劣後債であり、普通社債とはリスクの中身が異なります。初回コール日を実質的な満期として扱う商品設計の意味は、当サイトの解説記事(繰上償還の仕組み/コールスキップ/事業会社ハイブリッド債)とあわせてご覧ください。
主幹事はみずほです。
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