ちゅうぎんフィナンシャルグループ 劣後債 第4回(2025年・利率2.061%)

プロの視点

ちゅうぎんフィナンシャルグループが2025年9月に条件を決定した個人向け社債です。年限10年(5年後に初回コール・10NC5)、利率 年2.061%(税引前)、発行額100億円、格付けA(R&I)。
ちゅうぎんフィナンシャルグループは中国銀行(岡山)の持株会社です。地銀の劣後債は自己資本規制対応が目的で、メガバンクに比べ発行量が小さい分、地元顧客層への販売を意識した設計になります。地銀セクターは低金利期に収益力を削られた業態であり、金利上昇はむしろ追い風です。
発行された2025年は「金利のある世界」への回帰が進み、個人向け社債市場が発行件数・利率とも拡大していた時期です。条件決定投資家の需要を見ながら、仮条件の範囲内で実際の利率などが確定することです。日(2025/09/04)の初回コールまでの5年国債利回りは1.150%(財務省公表)で、本債の上乗せ(対国債スプレッド国債など基準となる金利への「上乗せ幅」のことです。発行体の信用リスクと流動性の対価で、社債の値段の本体といえます。 詳しく見る →)は+0.91ポイントです。劣後性のある商品は、同じ発行体債券を発行してお金を借りる企業・政府・機関のことです。債券投資は「発行体にお金を貸す」ことにあたります。の普通社債より上乗せが大きくなるのが通常です。なお同発行体の前回の個人向け債は2024年の第2回(10年(5年後に初回コール・10NC5)・1.930%)でした。同一年限で0.13ポイントの上昇は、発行体の変化というより金利環境の変化を映しています。
本債は劣後債発行体が破綻したとき、弁済の順位が普通の債券より後回しになる債券です。その分だけ利回りが高く設定されます。 詳しく見る →であり、普通社債とはリスクの中身が異なります。初回コール日を実質的な満期として扱う商品設計の意味は、当サイトの解説記事(繰上償還の仕組みコールスキップ事業会社ハイブリッド債)とあわせてご覧ください。
主幹事は野村/日興/三菱です。

基本情報

発行体: ちゅうぎんフィナンシャルグループ (全発行履歴を見る)

利率(年/税引前): 年2.061%(税引前)

償還期間: 10年(5年後に初回コール・10NC5)

発行額: 100億円

格付け: A(R&I)

日程・取扱情報

取扱証券会社: (主幹事)野村/日興/三菱

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