なぜ、このサイトを運営しているのか
社債は、株式に比べてなじみの薄い商品です。銀行預金より有利なリターンが期待できる魅力的な選択肢であるにもかかわらず、情報は各証券会社のサイトに散らばり、条件の意味まできちんと解説しているサイトはほとんどありませんでした。
当サイトは、「社債のことなら、ここを見ればいい」——そう言える場所を作るために生まれました。
だから、どこを見ればよいかを案内して終わりにはしません。数字は当サイトが取りに行き、計算し、結論まで書きます。買い手が賢くなることは、売り手にとっても市場にとっても良いことだ——長く身を置いた債券市場への、ささやかな恩返しのつもりで運営しています。
運営者について
運営者は、日系大手証券会社のマーケット部門で、機関投資家生命保険会社・銀行・年金基金など、大量の資金を運用するプロの投資家のことです。債券市場の売買の大部分を占めます。(プロ投資家)向けの営業を担当してきました。プロダクトは円建て債券(円債)です。銀行・保険会社・信託銀行・資産運用会社を相手に、国債から普通社債・劣後債発行体が破綻したとき、弁済の順位が普通の債券より後回しになる債券です。その分だけ利回りが高く設定されます。 詳しく見る →まで円建て債券全般の提案・販売に従事し、発行市場(新発債これから新しく発行される債券です。募集期間中に申し込み、通常は額面どおりの価格で購入します。の需要積み上げから条件決定投資家の需要を見ながら、仮条件の範囲内で実際の利率などが確定することです。まで)と流通市場(セカンダリーすでに発行された債券が、投資家どうしの間で売買される市場(流通市場)のことです。発行時の市場(プライマリー)と対になる言葉で、ここでの利回りは「いま市場がその発行体をどう見ているか」を映します。 詳しく見る →の値付けと売買)の両方を、日常業務として見てきました。
当サイトの「プロの視点」や発行体債券を発行してお金を借りる企業・政府・機関のことです。債券投資は「発行体にお金を貸す」ことにあたります。分析は、この実務経験に基づいています。同時に、現在は特定の証券会社・発行体に属さない立場から、中立的に執筆しています。
当サイトの運営方針
- 一次情報と実測にこだわる。債券の条件は公表資料に基づいて掲載し、利率の相場観は当サイト自身の発行履歴データベース(2020年〜)の集計で示します
- リスクとリターンを両方書く。リスクの羅列で終わらせず、「どんな条件なら合理的か」まで踏み込みます。同時に、都合の悪い数字も隠しません
- 継続的に更新する。募集中の社債一覧と主要な市場データは毎営業日、発行体の「最新データ」欄は決算ごとに更新しています
読者の皆様へ
当サイトが目指すのは、個人向け社債が、株式や投資信託と同じように「中身を理解して選ばれる」当たり前の投資先になることです。このサイトを通じて、一人でも多くの方が、社債の魅力と向き合うべきリスクの両方を正しく理解し、ご自身の物差しで判断できるようになれば、これに勝る喜びはありません。
